LAN ACL で端末ごとに行ける先を決める

この手順は 2026年9月の画面です。画面が変わっている場合は、ダッシュボードの表示を優先してください。

LAN アクセス制御(LAN ACL)では、VPN につないだ端末ごとに、Grid の先にある LAN(自宅 LAN など)へ行ってよいかを決めます。初期状態ではすべて遮断され、許可した端末だけが Grid の先の LAN に届きます。たとえば「自分のスマホは自宅 LAN の NAS に行けるが、家族のスマホは行けない」といった使い分けができます。

最初に知っておくこと

LAN アクセス制御は、許可した端末だけを通す設計(初期状態はすべて遮断・Default Deny=既定で拒否)です。VPN につないだ端末でも、初期状態では宛先の LAN の機器には届きません。宛先の LAN(NAS や PC など)にはチェックを入れた端末だけが届くので、家族の端末や別の端末をつないでも安心です。チェックを外すと、その端末は届かなくなります。

チェックを入れる前と後 どの端末にもチェックが無い LAN には、どの端末も行けない。端末 A にチェックを入れると、その LAN には端末 A だけが行け、チェックの無い端末 B は行けない。 チェックが無いとき 端末 A 端末 B 自宅 LAN × × どの端末も行けない 端末 A だけにチェック 端末 A(許可) 端末 B 自宅 LAN × チェックした端末だけ
LAN に行けるのは、チェックを入れた端末だけ

新しく登録した端末は、チェックを入れるまでどの LAN にも行けません。新しく追加した LAN にも、チェックを入れた端末しか行けません。その LAN を使う端末に、チェックを入れてください。

始める前に

  • 宛先になる LAN が登録されていることを確かめます。Docker 版の Grid では、Grid を作るときに入れた「自宅 LAN のサブネット (CIDR)」が宛先になります。LAN が 1 つも無いときは、表やカードの代わりに「宛先 LAN がありません。…」と表示されます。
  • 変更は、反映まで最大 5 分かかることがあります。

画面の見方

ダッシュボードの「Spoke を追加する」の枠の中に、「LAN アクセス制御」があります。画面の幅によって、表示の形が変わります。

画面 形 見方
PC など(幅 768px 以上) 表 行が端末(「デバイス ↓」)、列が宛先の LAN(「許可先 →」)。交わる欄のチェックで決める
スマホなど(幅 767px 以下) 端末ごとのカード カードの見出しが端末。その下に 🌐 の付いた Grid などの名前と、行ける先の LAN の行が並ぶ

チェックの意味は、画面の「チェックの意味:」に出ています。

表示 意味
チェックあり 許可
チェックなし 未許可
🔒 常に許可(変更不可)。Grid などのゲートウェイは、自分の LAN へ常に行けます
🚫 配下LAN→VPN の向きは許可できない(変更不可)。行に「送信元不可」と付いた端末(Docker 版の Grid など)に出ます。該当する端末があるときだけ、「チェックの意味:」にも表示されます

「ゲートウェイ」の付いた端末の行を許可すると、その機器の配下の LAN 全体からのアクセスを許可することになります。配下のホストを 1 台ずつ選ぶことはできません。

手順:PC の表の画面

  1. ダッシュボードの「LAN アクセス制御」の表を開きます。

    スクリーンショット(差し替え予定)(画像:PC の「LAN アクセス制御」の表)
  2. 許可したい端末の行と、宛先の LAN の列が交わる欄のチェックを入れます。許可をやめるときは、チェックを外します。

  3. 欄の右の印を確かめます。回転する印(保存中・反映を確認中)のあと、✓(反映済み)になれば反映されています。⏳ のときは、保存は済んでいて反映を待っています。印にカーソルを重ねると、状態の文言が表示されます。

手順:スマホのカードの画面

  1. スマホでダッシュボードを開き、「LAN アクセス制御」までスクロールします。端末ごとのカードが並んでいます。

    スクリーンショット(差し替え予定)(画像:スマホの「LAN アクセス制御」の端末ごとのカード)
  2. 許可したい端末のカードを見つけます。

  3. カードの中で、宛先の LAN の行を押します。行のどこを押しても、チェックが切り替わります。

  4. 行に出る状態を確かめます。「保存中…」「反映を確認中…」のあと、「反映済み」になれば反映されています。「保存済み・反映待ち(数分かかることがあります)」のときは、保存は済んでいて反映を待っています。

「反映済み」になるまで、同じ項目を続けて切り替えないでください。

うまくいかないとき

表示 対処
「アクセス制御の読み込みに失敗しました: …」 「再読み込み」を押します。
「設定の更新に失敗しました: …」 チェックは元に戻ります。少し待ってから、もう一度切り替えます。
「宛先 LAN がありません。…」 宛先の LAN が登録されていません。画面の説明のとおり、Grid の宅内 LAN の CIDR(Docker 版では作るときに入れたサブネット)が未登録か、Spoke ゲートウェイのカスタム経路が未追加です。
チェックの欄が押せない(🔒 や 🚫 が付いている) 変更できない欄です(上の「チェックの意味」の表を参照)。